遺言によって、胎児に遺産を分配することはできますか？

可能です。遺言を行う時点で胎児である者についても、遺言の関係では胎児は既に生まれた者とみなされ、遺言によって遺産の分配を受ける適格を有します（民法965条、同法886条1項）。但し、胎児が死産・流産となってしまったような場合には、胎児に相続権は発生しません（民法965条、同法886条2項）。